レオヴィル・ラス・カーズ|ライオンの鎮座する門は「ワインの王者」を目指す象徴

シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ|Chateau Leoville Las Cases

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ライオンの鎮座する門をエチケットに表示するシャトー・レオヴィル・ラス・カーズは、ワインの王者として1級を超えることをみずからの使命に掲げる気迫が感じられます。
圧倒的な大きさと膨らみを持ち、それをしっかりと支える濃密さや強い新樽風味が魅力のワインです。
タンニンが逞しく、スケールが大きく、凝縮感もあり、個性の強い味わいです。

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97haの畑はジロンド川によって運ばれた砂利が堆積した、水はけの良い土壌を生かして、主にカベルネ・ソーヴィニヨンが栽培されています。“特別なことをしなくてもテロワールが良ければいいワインが出来る”という見本がシャトー・レオヴィル・ラスカーズです。
前オーナーのミシェル・ドゥロン氏は、ボルドーでも名の知れた完璧主義者で、逆浸透膜法を用いた凝縮感の強いワインを造りました。これは、サン・ジュリアンのみならず、メドック全体で最上のワインをつくろうという執念から生まれました。
1986年のようなグレート・ヴィンテージにさえ、収穫高の5%以上を格下げしてしまうほど品質にこだわり続けました。石壁に囲まれたメインの畑で採れたブドウから作ったワインであっても、ラスカーズの品質に満たないと決してブレンドには加えません。平均すると、生産量のわずか「3%」しかラスカーズにならないという、非常に厳しい基準を設けているのです。
2年に代替わりし、跡を継いだ息子も厳格な選果はそのままに、バランス重視のしなやかなスタイルに移行しました。

豆知識

サンジュリアン村にあった“レオヴィル”という畑が分かれ、レオヴィル・バルトン、レオヴィル・ポワフェレ、レオヴィル・ラス・カーズの3つになりました。この3つはスーパーセカンドになりましたが、レオヴィル・ラス・カーズはその筆頭に名前が挙げられているなど、1級シャトーに劣らないワインです。

原産地
フランス・ボルドー・メドック地区 サン・ジュリアン
格付け
メドック2級